SECTION 03
Instagram広告分析
分析まとめ一言
「出店募集広告は低コストで高転換。来場者向けは認知拡大に成功したが購買転換指標が未設計で評価に限界あり」
①広告概要 — 予算・キャンペーン構成
総予算¥127,765を2目的で運用。出店募集は低コスト高効率、来場者向け4本は認知拡大に機能した。
¥127,765
広告総予算(2目的合計)
出店募集¥19,986+来場者向け¥107,779
¥19,986
出店募集広告予算
①¥9,986+②¥10,000
¥107,779
来場者向け広告予算
4本合計(¥25,832+¥19,174+¥31,716+¥31,057)
6本
総キャンペーン数
出店募集2本+来場者向け4本
キャンペーン一覧
| キャンペーン | 目的 | 予算 | 備考 |
|---|---|---|---|
| 出店募集広告① | 出店者応募 | ¥9,986 | 早期募集フェーズ |
| 出店募集広告② | 出店者応募 | ¥10,000 | 追加募集フェーズ |
| 来場者向け① | 来場集客 | ¥25,832 | 認知拡大フェーズ |
| 来場者向け② | 来場集客 | ¥19,174 | — |
| 来場者向け③ | 来場集客 | ¥31,716 | — |
| 来場者向け④ | 来場集客 | ¥31,057 | 直前プッシュフェーズ |
②ファンネル全体像
インプレッション→クリック→応募の転換を追跡。出店募集は転換率が高く、来場者向けは認知段階まで効果確認済み。
インプレッション(広告表示数)
全体で数十万〜百万超規模
▼
リーチ(ユニーク到達人数)
インプレッションの50〜70%程度(重複除く)
▼
クリック / LP訪問
CTR(クリック率):出店募集の方が高め
▼
応募・来場(コンバージョン)
出店募集:85件応募(82%がInstagram流入)
来場者:実測指標なし(課題)
来場者:実測指標なし(課題)
★ ファンネル最重要課題
出店募集は「広告 → 応募」の転換が明確に追跡できた。
来場者向けは「広告 → 来場」の転換指標が未設計で、広告効果の定量評価が不可能な状態。
次回は来場者向けにも転換指標(QRコード・クーポン・入場カウント等)を設計すること。
来場者向けは「広告 → 来場」の転換指標が未設計で、広告効果の定量評価が不可能な状態。
次回は来場者向けにも転換指標(QRコード・クーポン・入場カウント等)を設計すること。
③出店募集広告 — フレーム分析(4ステップ)
¥19,986で85件の応募を獲得。1応募あたり約¥235の極めて高いコスト効率。継続・拡大投資が確実に正当化される。
STEP 1
ターゲティング — 誰に届けたか
アウトプット
ターゲット:ハンドメイド・クラフト・アート系アカウントフォロワー、金沢・北陸エリア在住・在勤者、出店系イベントに興味関心のある層。
年齢層:主に20〜40代女性。
年齢層:主に20〜40代女性。
仮説
ターゲティングはアンケート結果(出店歴1〜3年・事業目的層・Instagram流入)と一致しており、精度の高い出会いが生まれていた。
反映方法
現状のターゲティング設定は継続。次回は「出店経験者(1〜5年)」「副業・手作り販売者」をさらに絞り込むカスタムオーディエンス設計も試みる。
STEP 2
クリエイティブ — 何を見せたか
アウトプット
イベントの雰囲気・世界観を前面に出したビジュアル訴求。「コンセプト共感」を起点とした広告設計。
キャッチコピーは北陸・原っぱ・手作り市の独自性を強調。
仮説
アンケートで「コンセプト共感73%」「雰囲気56%」が上位だったことと合致しており、ビジュアル設計が応募動機に直結していた。
反映方法
世界観訴求クリエイティブを継続。次回は「事業者として成長できる場」の訴求軸も追加し、事業目的層の応募動機に直接刺さるコピーを試みる。
STEP 3
パフォーマンス — どれだけ届いたか
アウトプット
総予算:¥19,986(①¥9,986+②¥10,000)
応募数:85件(うちInstagram流入70件・82%)
1応募あたりコスト(CPA):¥235(¥19,986÷85件)
※Instagram流入分のみで換算すると¥285/件
応募数:85件(うちInstagram流入70件・82%)
1応募あたりコスト(CPA):¥235(¥19,986÷85件)
※Instagram流入分のみで換算すると¥285/件
仮説
出店募集広告のCPA¥235は、マルシェ系イベントの出店募集としては極めて低コスト・高効率。少額予算で十分な応募数を確保できた。
反映方法
来年も同様の予算感(2〜3万円)で運用。もし定員を増やすなら比例的に予算増加で対応。クリエイティブは今年の素材を活用しA/Bテストを追加する。
STEP 4
評価・課題 — 何がわかったか
アウトプット(良かった点)
・少額予算で十分な応募数確保
・ターゲティング精度が高く、事業者層が多く集まった
・コンセプト共感型の応募者が中心で質も高かった
・ターゲティング精度が高く、事業者層が多く集まった
・コンセプト共感型の応募者が中心で質も高かった
アウトプット(課題)
・広告A/Bテストを実施していないため、最適クリエイティブが不明
・LP(申し込みページ)の転換率が計測されていない
・LP(申し込みページ)の転換率が計測されていない
反映方法
次回は2〜3種のクリエイティブでA/Bテストを実施。LPにGoogleアナリティクス or Metaピクセルを設定してCV計測を強化する。
出店募集広告の総評:費用対効果は極めて高い。¥19,986で85件・CPA¥235。
継続・拡大投資が確実に正当化される。次回は同水準予算でA/Bテスト追加。
継続・拡大投資が確実に正当化される。次回は同水準予算でA/Bテスト追加。
④来場者向け広告 — フレーム分析(4ステップ)
¥107,779で広範な認知拡大に成功。ただし来場転換指標が未設計で実効評価は限界あり。次回は計測設計が必須。
STEP 1
ターゲティング — 誰に届けたか
アウトプット
金沢・石川・北陸エリア在住者。アート・クラフト・アウトドア・週末お出かけに興味のある層。年齢:25〜45歳中心。
仮説
「北陸エリア × 週末体験」の組み合わせでリーチしやすいターゲット。イベント体験を求める潜在来場者層に届いていた可能性が高い。
反映方法
現状ターゲティング継続。次回は「過去来場者のリターゲティング」と「類似オーディエンス(Lookalike)」を追加して精度を上げる。
STEP 2
クリエイティブ — 何を見せたか
アウトプット
4本のキャンペーンで複数クリエイティブを展開。イベント雰囲気・出店者作品・会場の様子を中心に、「行ってみたい」感情を喚起するビジュアル訴求。
仮説
「楽しそうな場」の体験価値をビジュアルで伝えるアプローチは来場動機に直接つながりやすい。ただし来場CTA(行動喚起)が強弱について検証できていない。
反映方法
来場者が「行く理由」を明確にするCTAを設計(日程・アクセス・入場無料表記を前面に)。動画クリエイティブ追加でエンゲージメント率を上げる。
STEP 3
パフォーマンス — どれだけ届いたか
アウトプット
総予算:¥107,779(4本合計)
①¥25,832 / ②¥19,174 / ③¥31,716 / ④¥31,057
インプレッション・リーチは広範囲に拡大。来場転換数は未計測。
①¥25,832 / ②¥19,174 / ③¥31,716 / ④¥31,057
インプレッション・リーチは広範囲に拡大。来場転換数は未計測。
仮説
広告が来場者増加に貢献した可能性は高いが、アンケートでの来場者経路調査がないため確認できない。
「認知はできた・転換は不明」という状態。
「認知はできた・転換は不明」という状態。
反映方法
次回は来場者向けにもアンケート(来場動機・認知経路)を設計し、広告効果を定量化する仕組みを作る。QRコード誘導・特典コード等も検討。
STEP 4
評価・課題 — 何がわかったか
アウトプット(良かった点)
・4本体制で認知段階での広範リーチを達成
・イベント前後でInstagramフォロワー増加との相関あり(定量未確認)
・来場者向け広告費の規模(¥10万超)は適切で、次回の基準値として機能
・イベント前後でInstagramフォロワー増加との相関あり(定量未確認)
・来場者向け広告費の規模(¥10万超)は適切で、次回の基準値として機能
アウトプット(課題)
・来場転換指標が完全に未設計→広告ROIの評価が不可能
・4本のクリエイティブ間のパフォーマンス比較が未整理
・来場者アンケートがなく「何人が広告から来たか」が不明
・4本のクリエイティブ間のパフォーマンス比較が未整理
・来場者アンケートがなく「何人が広告から来たか」が不明
反映方法
①来場者向けにもアンケートを設計(紙orQR)
②Metaピクセル設置でイベントLPの訪問数を計測
③来場者特典コード(「インスタを見て来た方」専用特典)で広告起因来場数を把握
②Metaピクセル設置でイベントLPの訪問数を計測
③来場者特典コード(「インスタを見て来た方」専用特典)で広告起因来場数を把握
来場者向け広告の総評:認知拡大は達成、転換評価は次回課題。
¥107,779を投下したが「何人が実際に来たか」は不明のまま。次回は計測設計を最優先で行うこと。予算規模は適切——仕組みを整えれば強力な集客ドライバーになる。
¥107,779を投下したが「何人が実際に来たか」は不明のまま。次回は計測設計を最優先で行うこと。予算規模は適切——仕組みを整えれば強力な集客ドライバーになる。
⑤分析上の留意点
Metaの計測制限とアトリビューション問題により、数値の一部は過大・過小評価の可能性あり。
留意点①:Metaのアトリビューション窓
Metaの標準計測は「広告クリック後7日・閲覧後1日」をコンバージョンとして計上。実際の応募・来場とのタイムラグが大きい場合、コンバージョン数が過小または過大計測になる可能性がある。
Metaの標準計測は「広告クリック後7日・閲覧後1日」をコンバージョンとして計上。実際の応募・来場とのタイムラグが大きい場合、コンバージョン数が過小または過大計測になる可能性がある。
留意点②:iOS14以降のトラッキング制限
iPhone ユーザー(割合が高い)の一部はオプトアウトにより追跡不能。実際のクリック・転換数がレポート上より多い可能性がある。Metaが推定補完値を使用しているケースもある。
iPhone ユーザー(割合が高い)の一部はオプトアウトにより追跡不能。実際のクリック・転換数がレポート上より多い可能性がある。Metaが推定補完値を使用しているケースもある。
留意点③:オーガニック投稿との重複
出店募集のInstagramオーガニック投稿も並行して行われていたため、「Instagram流入82%」の中に広告起因とオーガニック起因が混在している。純粋な広告ROIは算出不可。
出店募集のInstagramオーガニック投稿も並行して行われていたため、「Instagram流入82%」の中に広告起因とオーガニック起因が混在している。純粋な広告ROIは算出不可。
⑥次回への反映まとめ
出店募集広告は継続拡大。来場者向けは計測設計を先に整えてから投下する。
出店募集広告(継続・強化)
- 継続予算規模は現状維持(¥2〜3万)。定員増なら比例して増額。
- 強化クリエイティブ2〜3種でA/Bテスト実施。「世界観」vs「実績数字」等の比較。
- 強化LPにMetaピクセル設置→クリック→申し込みの転換率を計測。
- 追加「出店経験1〜5年・副業販売者」カスタムオーディエンスで精度向上。
来場者向け広告(計測設計を先に)
- 最優先来場者向けにアンケートを設計(「どこで知りましたか」等)。紙 or QRコードで配布。
- 最優先Metaピクセル設置でイベントLP訪問・問合わせ数を計測。
- 施策広告から誘導する「特典コード」設計で純広告流入数を把握。
- 施策動画クリエイティブ(リール形式)を1本以上追加。静止画との差を検証。
- 施策過去来場者リターゲティング・類似オーディエンス(Lookalike)を追加。
- タイミングイベント3週前から開始(現在より早め)。直前集中型から「じわじわ認知→直前プッシュ」の2段階設計へ。
予算配分の推奨(次回案)
出店募集:¥2〜3万(現状維持)
来場者向け:¥10〜15万(認知フェーズ早期化・計測強化のため増額可)
合計目安:¥12〜18万
出店募集:¥2〜3万(現状維持)
来場者向け:¥10〜15万(認知フェーズ早期化・計測強化のため増額可)
合計目安:¥12〜18万