SECTION 02
出店終了後アンケート分析
分析まとめ一言
「世界観は高評価。売上は達成度にバラつきあり。来場者数が体験品質の最重要変数」
①全体概要 — キーファクト
満足度90%超・再参加意向86%超の高評価だが、売上達成率は二極化。「来場者数」が体験品質の核心変数。
90.9%
総合満足度
(満足 + やや満足)
(満足 + やや満足)
「満足」単独でも68.2%
86.4%
再参加意向あり
「ぜひまた」56.8%+「条件次第」29.5%
56.8%
売上「目標達成」
「未達成」が43.2%と分断
44件
総回答数
出店者への事後アンケート
★ 最重要インサイト
満足度・再参加意向はともに90%前後で非常に高い。一方、売上達成率は57% vs 43%に分断。
この差を生む最大変数が「来場者数」——来場者が多い日・エリアほど満足度・売上達成率が高い傾向。
来場者数の最大化がイベント品質の根幹。
この差を生む最大変数が「来場者数」——来場者が多い日・エリアほど満足度・売上達成率が高い傾向。
来場者数の最大化がイベント品質の根幹。
No.1
総合満足度・再参加意向は極めて高い水準
アウトプット
総合満足度「満足」68.2%+「やや満足」22.7%=計90.9%。
再参加意向「ぜひまた」56.8%+「条件次第」29.5%=計86.4%。
再参加意向「ぜひまた」56.8%+「条件次第」29.5%=計86.4%。
仮説
全体満足度は高く、基本的な体験設計は成立している。「条件次第」層(29.5%)の条件をほぐすことが再参加率向上の鍵。
反映方法
「条件次第」層への個別フォロー設計。再参加ハードル(出店費・アクセス・天候リスク等)を事前に明示・解消する説明設計が有効。
No.2
売上達成・来場者数への評価は二極化
アウトプット
売上:「達成」56.8%、「未達成」43.2%。
来場者数:「満足」61.4%、「不満」38.6%。
来場者数:「満足」61.4%、「不満」38.6%。
仮説
来場者数の満足度と売上達成率は高い相関があり、来場者数が少ないエリア・時間帯が不満の主因。均一な集客を担保できていないことが課題。
反映方法
来場者数の最大化・均一化(時間帯別・エリア別の集客設計)を最優先課題とする。来場者向けインスタ広告の拡大が有効な手段のひとつ。
No.3
特に評価が高かった項目:イベントの雰囲気・コンセプト
アウトプット(評価高TOP3)
1位「イベントの雰囲気・世界観」88.6%
2位「運営スタッフの対応」84.1%
3位「会場環境(場所・設備)」77.3%
2位「運営スタッフの対応」84.1%
3位「会場環境(場所・設備)」77.3%
仮説
イベントの世界観・コンセプトは出店者にも強く届いており、そこへの投資は正当化される。スタッフ対応への評価が高く、人的サービスが満足度を支えている。
反映方法
雰囲気・世界観・スタッフ対応はすでに強みとして確立。これらを守りながら「来場者数の増加」に投資を集中させる。
②クロス集計①:総合満足度 × 売上達成
売上と満足度は強く相関。来場者数が多いほど両方が高い傾向で、「来場者確保 = 満足度確保」の構図。
1
売上達成者は「満足」率が高く、未達成者は「普通〜不満」に集中する
アウトプット
売上達成群:総合満足度「満足」約80%
売上未達成群:総合満足度「満足」約40%に低下、「普通」「やや不満」に分散
売上未達成群:総合満足度「満足」約40%に低下、「普通」「やや不満」に分散
仮説
売上は総合満足度の最重要変数。売上が達成できれば、他の不満要因があっても総合的に満足になる傾向。
逆に売上未達成であれば雰囲気・運営が良くても「総合的に残念」になりやすい。
反映方法
出店者の満足度を高めるための最優先施策は「売上を上げやすい環境 = 来場者数の最大化」。雰囲気・コンセプト強化だけでは不十分。
③クロス集計②:初参加 × 再参加意向
初参加者の再参加意向は高く、良好な体験が継続につながっている。「条件次第」層のハードル解消が次の成長余地。
2
初参加者の再参加意向は約80%——リピーター化率は高水準
アウトプット
初参加者の再参加意向「ぜひまた」+「条件次第」:約80%
継続参加者(2回目以降)の再参加意向:約90%(リピーターは定着率が極めて高い)
継続参加者(2回目以降)の再参加意向:約90%(リピーターは定着率が極めて高い)
仮説
初参加での体験品質がリピーター化を決める。初参加時に「売上達成・来場者多い体験」をさせることが最も有効な顧客維持戦略。
反映方法
初参加者の体験を最優先設計:
・配置(立地・エリア)を優遇
・初参加者向けフォローアップ連絡
・「条件次第」層の条件(費用・アクセス)を先に言語化して提示
・配置(立地・エリア)を優遇
・初参加者向けフォローアップ連絡
・「条件次第」層の条件(費用・アクセス)を先に言語化して提示
④クロス集計③:出店前期待 × 実際の達成度
「対話・交流」は期待通りに達成。「売上・宣伝効果」は期待より達成率が低く、ギャップが最大の不満源。
3
期待と結果のギャップが最も大きい項目は「売上」
アウトプット
期待値 ≒ 達成度(良好):
「お客さんと直接話す機会」「交流」「雰囲気・楽しさ」
期待値 > 達成度(ギャップあり):
「売上」「宣伝効果」——期待したほど達成できなかった声が多い
「お客さんと直接話す機会」「交流」「雰囲気・楽しさ」
期待値 > 達成度(ギャップあり):
「売上」「宣伝効果」——期待したほど達成できなかった声が多い
仮説
体験・交流系は設計通り届いている。売上・宣伝効果は来場者数に依存するため、来場者数が不十分なエリア・時間では期待を満たせない。
反映方法
来場者数の増加が最優先。加えて「売上は来場者数次第」という事前の期待値調整(募集文での明示)も必要。過度な売上期待を持たせないコミュニケーション設計。
⑤上位集中率:評価項目の詳細
雰囲気・スタッフ対応は確立された強み。来場者数・売上だけが課題として残る。強みを守りながら来場者増に集中する。
良かった点(評価高)
改善要望(不満率が高い)
雰囲気・運営サービスは確立済み。課題は「来場者数」と「売上」の2点に集約。
来場者増加が両方を解決する。強みは守りつつ、来場者向けインスタ広告・告知強化に集中投資する。
来場者増加が両方を解決する。強みは守りつつ、来場者向けインスタ広告・告知強化に集中投資する。
自由記述:改善要望の傾向
- 来場者「人が少ない時間帯があった」「もっと来場者がいれば」という声が複数
- 配置・動線「出店ブースの位置によって人通りの差があった」
- 情報共有「前日のレイアウト確認ができると安心」「搬入時間帯を早めてほしい」
- 食べ物系「飲食出店者をもっと増やしてほしい」(来場者増につながる可能性)
⑥ノイズ判定
1〜2件の個別意見。現時点ではノイズとして処理。次回アンケートで明示設問化すべき潜在指標を含む。
No.6
単独出現の個別意見 — 次回設問設計に反映候補
内容
・「出店費が高い」(1件)
・「テーブル・備品をもっと増やしてほしい」(1件)
・「搬入・搬出のルールをわかりやすくして」(2件)
・「SNS投稿がしやすいフォトスポットがあるといい」(1件)
・「テーブル・備品をもっと増やしてほしい」(1件)
・「搬入・搬出のルールをわかりやすくして」(2件)
・「SNS投稿がしやすいフォトスポットがあるといい」(1件)
反映方法
現時点はノイズ処理。次回アンケートで「出店費の妥当感」「備品充実度」「搬入フロー評価」を明示的に問うことで傾向を把握する。
⑦解釈上の留意点(回答バイアス)
好意的回答に傾く2つのバイアスにより、数値は実態より高め。本音の不満は自由記述に顕れる。
バイアス①:回答者選択バイアス
満足した出店者ほどアンケートに回答する傾向があり、不満層が過小代表されている可能性がある。90.9%の満足度は実態より高めに出ている可能性がある。
満足した出店者ほどアンケートに回答する傾向があり、不満層が過小代表されている可能性がある。90.9%の満足度は実態より高めに出ている可能性がある。
バイアス②:社会的望ましさバイアス
運営(アートグミ)に対して名前を開示した状態でのアンケートのため、不満を書きにくい心理が働いている可能性がある。本音の不満は自由記述欄に顕れやすい。
運営(アートグミ)に対して名前を開示した状態でのアンケートのため、不満を書きにくい心理が働いている可能性がある。本音の不満は自由記述欄に顕れやすい。
⑧次回への反映まとめ
課題は「来場者数の最大化」に尽きる。強みを守りながら来場者増の施策に全集中する。
最優先:来場者数の増加
- 最優先来場者向けインスタ広告の早期・大規模展開(出店者満足度・売上達成率の最大変数)
- 最優先来場者向け告知の多面的強化(地元メディア・イベントサイト・フライヤー等)
- 施策時間帯別・エリア別の来場者分布設計(繁忙時間に集中させる)
- 施策飲食出店者・ステージ系コンテンツで来場動機を増やす
初参加者のリピーター化
- 設計初参加者の出店配置を優遇(人通りが多いエリア)
- 設計初参加者への個別フォローアップ(事後連絡・次回案内)
- コミュニケーション「条件次第」層の条件(費用・アクセス等)を事前に明示して不安を解消
期待値管理
- 案内設計「売上は来場者数次第」という事実を事前に説明。過度な売上期待を防ぐ。
- 案内設計搬入・搬出フロー・レイアウトの前日共有を徹底。当日不安を排除。
次回アンケート改善提案
改善①:来場者数の客観化「来場者数は何人程度でしたか(概算)」を追加。感覚評価ではなく実数把握を試みる。
改善②:出店費の妥当感「出店費の価値観(高い・妥当・安い)」を明示的に問う。
改善③:匿名性確保記名制から匿名制に変更する(またはコードネーム化)。バイアスを減らして本音を引き出す。
改善②:出店費の妥当感「出店費の価値観(高い・妥当・安い)」を明示的に問う。
改善③:匿名性確保記名制から匿名制に変更する(またはコードネーム化)。バイアスを減らして本音を引き出す。